現在は超売り手市場です。一人あたりの内定社数は年々増加傾向にあり、2011年卒者の場合は平均1.8社でしたが、2017年卒者の場合は2.3社(株式会社ディスコ調べ)となっており、特に優秀な人材であれば必ず他社からも複数内定を獲得しています。
そのため、内定を出す場合は、該当者の入社の意向を高め、承諾してもらうために最大限の努力をすべきです。
ここでは内定承諾率を高めるための内定出しのポイントについて説明します。
内定承諾率を高めるための内定出しのポイント
選考後なるべく早く伝える
選考後なるべく早く結果連絡をおこないましょう。連絡が遅くなったせいで、先に内定を出していた企業へ内定承諾されてしまうことは往々にしてあります。
結果を出すまでに時間がかかる場合(面接実施から1週間以上かかる場合)は、応募者にその旨を伝えますので、早めに一度弊社へご連絡ください。
自社への意向が高い場合
最終面接の直後にその場で面接官もしくは人事から内定を伝えることも効果的です。
ただし、ジャッジが早いことで応募者は「誰にでも内定を出しているのでは?」と不安になることもあります。なぜこのタイミングで内定出しをおこなうのか必ず理由も合わせて伝えるようにしましょう。
回答期限の設定については応募者の意向を聞いた後に設定しましょう。その場で決断を迫ったり、短い期限を強要すると逆効果になります。
オファー面談をおこない、採用理由を具体的に伝える
内定を出したらオファー面談を実施し採用理由や評価、どんな成長や活躍をしてほしいかといった期待を具体的に伝えられるとよいでしょう。優秀な応募者に内定承諾してもらい、心変わりを防ぐためにも、オファー面談はなるべく実施しましょう。
応募者は、内定連絡を受けてうれしい一方で「自分の何が評価され、入社後に何を期待されているのか」が気になっています。
内定後に応募者と直接話すことで、内定承諾や入社への温度感がわかり、入社を迷っているのであれば、ここで話をしたり質問に答えたりすることである程度不安は解消されるため内定辞退の予防にもなります。
(来社での面談が難しい場合もオンラインや電話での面談をおこなうようにしましょう)