ここでは内定承諾後の内定者フォローの方法について説明します。
時期に合わせて内定者へのフォロー内容を変えることで、内定承諾後の辞退の可能性を低くしたり、入社へのモチベーションUPや即戦力化をおこなうことができます。
6月前後
大手企業の結果が出始める6月は内定者が他社との接触機会が増えるので志望度が変化しやすい時期です。
この時期は「内定承諾後の辞退防止」のために内定者懇親会などリアルなイベントで接触し、温度感に変化がないか確認しつつ、再度自社の魅力づけをおこなうとよいでしょう。
複数内定者がいる場合は、接触することで仲間意識が芽生えるので、他社へ流れにくくなるという効果もあります。
内定式前(9月まで)
10月の内定式までは他社選考が活発なので「内定承諾後の辞退防止」のために内定者フォローを積極的におこなう企業は多いです。
内定式後(10月以降)
内定式後の10月以降は企業が採用活動を縮小し始めるため、内定辞退の可能性は低くなります。
この時期はうまく使えば入社へのモチベーションUPや即戦力化の時期として効果的に活用できる期間です。人事に余力があれば課題を与えたりインターンを実施したりするなど、内定者のモチベーションやスキルの向上、急な「内定辞退の防止」に取り組むのがよいでしょう。
入社へのモチベーションUPや即戦力化を目的としたフォロー方法
注意
理系学生は、卒業時まで論文を完成させるために昼夜問わず研究室にこもっているという方も少なくありません。
そのため、内定者フォローとして強制的に重すぎる課題を課したり、インターンやアルバイトを実施することはおすすめしません。(負担が大きすぎると本人のモチベーションを下げ、内定辞退の可能性を高めてしまいます)
定期的な連絡などで様子を見つつ、勉強会は任意参加にするなど、あくまで内定者が学業優先で取り組めるよう配慮しましょう。